7年ほど前、妊娠中のメンバーが妊婦・赤ちゃん雑誌を見せてくれました。
『育児ってこうなんだ♪』『こんな準備しなきゃ♪』と、本人は嬉しそう。
僕もいっしょに楽しく読んでいたのですが、内心では驚いていました。
父親に関することが1ページも出てこないからです。

他のメンバーも読んでいましたが、誰もそこを気にする様子はありません。
彼女たちからすると、父親が関わらないのが当たり前すぎて気にならなかったのかも知れません。
男性の僕に気を遣って何も言わなかったのかも知れません。

出産系雑誌自体がそんな風に紙面を作っているのなら、
余計に母親たち自身の思い込みも強化しているのではないか‥。
あの言い知れない違和感は今もよく覚えています。

最近、同じ雑誌を読んでみました。
内容は相変わらず母親の話ばかり。
しかし読み進めていくうちに、チラリチラリと男性の姿が目につきます。
オムツの替え方など、男性のイラストで描かれているページもあるのです。
誌面の1/4くらいは我々男性に出番がありました。

雑誌自体を買うのは母親が殆どかも知れません。
しかし、このように描いてあれば夫へ言いやすくなるはずです。
また夫自身も『母親が』ではなく『俺もか!』と考えやすいはず。

わずか7年ですが、時代は変わってきているのですね。
嬉しい変化でした。