僕のチームでは男性についても育休取得の体制と準備は万端♪♪
何年も掛けて仕事の調整と意識づけは行ってきました。

そして、いよいよ男性メンバーが子供を授かり、時機が巡ってきました。
女性メンバーたちからは
『育休だね!安心して取ってね!』との激励も飛び交います。

彼を呼び出してのMTGでも、色々と調整の話をしながら意思確認。
『ドンと来い!!育休!!』
『ありがとうございます!!甘えます!!』
なんて熱い会話をしながら準備を進めていた僕らに
思わぬ難関が立ち塞がりました。
彼の妻です。

『男は外で働いてくるもの』という考えが強いらしく、
首を縦に振らないそうなのです。

何度か話し合ってもらった末、彼は育休を取らないという選択をしました。
育児についても積極的に勉強し、とても乗り気だったのですが・・。
僕としても、夫婦で話し合ったことに異存はありません。
(その晩はさすがに落ち込んで眠れませんでした)

我々の会社規模であれば、男性の育休実績も作っておくことで
5-6年は人材確保で存分に戦えるという戦略を描いていました。
会社の安定した存続は産まれてくる子への保障でもあります。
しかし、それは彼らには見えないし、背負わせてもいけません。

女性の働き方をサポートしていて度々感じるのは、
男性だけでなく女性側にも根強い意識の壁です。
この国の性役割に対する根深さは非常に手ごわいものです。